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【介護の仕事】やりがいを見出すことが危険であるたった1つの理由

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「やりがいを持って仕事をしよう」これは誰もが納得できることだと思います。どうせならやりがいを持って仕事した方がいいですものね。


8時間という寝ている時間を除けば1日の半分は仕事をする訳ですから、充実してその時間を過ごしたいと考えるのは当然のことでしょう。


世の中には本当に色々な仕事がありますが、その中で介護職というのは特に「いかにやりがいを見つけて仕事を出来るか」というものがカギになっているように思います。


かく言う僕も福祉大学を卒業してから9年間介護業界で過ごしてきましたが、どうやったら自分がやりがいを持って仕事を続けていけるかということは常日頃考えて仕事をしてきました。


でも薄々気付いてきたんです。やりがいを探して仕事をすることがいかに危険かということに。


この記事では「やりがいを見出すことが危険であるたった1つの理由」について書いていきます。


完全なる個人的な意見なので聞き流してもらっても構いません。参考程度に留めてもらえたらと思います。

なぜやりがいを探すことが危険なのか

結論から言います。


もしあなたが今介護職に就いていて、仕事にやりがいを探しているのなら退職した方がいいです。また、これから介護職を目指そうとしている人が「介護 やりがい」とググっているのなら介護職に就くべきではないです。


それはなぜかというと、やりがいを探している時点でその仕事がつまらないと思っているから。これは間違いのない事実であって、この事実からは逃げられないです、絶対に。


誰しも趣味があると思うのですが、その趣味について考えてみてください。「どうやったらやりがいを感じるのか」なんて思いながら趣味の時間を過ごしていないはず。趣味っていうのは好きだからやっているのであって、好きだから続くんです。


介護職にやりがいを探している時点で「介護の仕事はつまらないもの」と思っているので、仕事は続きません。続いたとしても非常に辛いものになるでしょう。


もしあなたが今介護の仕事を辛いと感じているのなら、それはやりがいを探しているからかもしれません。やりがいを感じていないから介護の仕事がキツく、辛く感じるのです。


好きであればいくら体力的にキツくても仕事って続くはずなんですよ。いくら忙しくて疲れていても趣味の時間を作るようにね。

だったらやりがいを見つければいい?

「だったらやりがいを感じるように仕事をすればいいじゃないか」こう考えると思います。でも僕は無理だと思います。


若い頃から介護職を目指して福祉大学へ入学し、国家資格まで取って卒業した僕が言うのもなんなのですが、介護の仕事って基本的につまらないものなんですよ。


楽しいと思うことはありますしそれを読者の皆さんにお伝えしたいと思ってブログを書いているつもりですが、ぶっちゃけそう思っています。


介護の仕事というのは楽しいと感じるようには作られていないです。人気がないのも納得です。


だから、世の介護職に就いている人が「介護の仕事はキツイだけでつまらない」と思うのは当然の感情。もしあなたが介護職をつまらないと思っているのなら、それは普通なんですよね。

  • やりがいを見つけようとすればするほど辛くなる

「やりがいをどうにか見出したい」と思って仕事に取り組んでいる人は数多くいると思います。ただそのような思考で仕事をしていてもやりがいを見つけるのは難しいでしょう。環境を大きく変えない限り。


もしあなたが自分一人でやりがいを見出そうとしているのなら尚更難しいです。


やりがいを求めて個人で動いたり、同僚や先輩、上司に仕事の仕方を変えてみるよう提案したとしてもほとんど効果はないと思います。


それはなぜかというと、あなたが感じるやりがいと他者が感じるやりがいが違うからです。


人によってやりがいが違いますし、もし正しいやり方を伝えたとしてもそうするかどうかは自分以外の他の人次第なのです。アドラーの心理学でいう課題の分離です。


例えば虐待を防止する策を練るとします。「これは虐待なので気をつけましょう」という話になりますよね。


ではあなた以外の人がそれで虐待をしなくなるかと言ったらそうではありません。虐待に値する行動や言動がわかったとしても、それをするかしないかを決めるのはあなた以外の他人なのです。


他人をコントロールするのは無理なことであり、そこに注力するだけ時間と労力の無駄なのです。


当然そういう努力をすることで改善されることはありますが、それでやりがいを見つけられて毎日仕事が出来るようになるかといったら、その確率は非常に低いでしょう。


そんなことを毎日やってもがき苦しむのなら、最初に言った通り大きく環境を変えた方が早いですし楽です。


環境を変えるというのは、介護職自体を辞めて違う仕事をするかとか、働く施設を変えるとか、職場内での立場、仕事内容を変えるとかそういうことです。


どの程度変えればやりがいを感じられるかどうかは人によって違いますが、大きく変えた方が効果は高いと思います。

「ありがとうと言われることがやりがいです」は?

介護の仕事をやっている人にインタビューをして「ありがとうと言われる瞬間が嬉しいです」みたいな記事とかインターネット上にありますし、本でも取り上げられていると思います。


でも正直言って、ありがとうと言われてやりがいを感じるかと言ったら微妙なところです。言われることに対して嬉しさはありますが、それで仕事が頑張れると言ったらそうではないですね。


中には本当にやりがいを感じて仕事が出来ている人がいるとは思いますが、それはほんのごく少数ですね。これは僕の経験から言えることです。


悲しいことに、これってありがとうと言われることでしかやりがいを感じられない仕事だって言っているようなものなんです。無理してやりがいを作っているだけでその他にやりがいを感じる要素がないということ。


人間というのは何かを生み出すという生産活動に価値を感じる生き物であって、出来るだけ介護事故を起こさないように何事もないように利用者さんに過ごしてもらうという、何も起こさないことが求められる仕事には価値を感じづらいように出来ているのです。


国が、企業がなり手の少ない介護職に就いてもらう為に無理やり考えたようなキャッチコピーだと僕は思っていますね。仕事を美化し、安い賃金で買い叩きたいだけでしょう。

好きじゃないならやめよう

「できる仕事がないから介護しかないな」「やりたくないけどやるしかない」介護業界は雇用の受け皿としての意味合いが強いですから、このような動機で入職してくる人は数多くいます。


好きで介護の仕事に就かないのなら介護の仕事をするのはオススメしません。他の記事でも書いているのですが、理由の一つとしては介護職の価値が下がるからです。


専門性が高くない介護職に「しょうがないから介護」という気持ちで入れるのなら、介護を目指して就職した人の労働意欲は低くなります。


更に、自発的に介護の仕事に就いていない人ほど現実と仕事のギャップを感じてただのツライ仕事となってしまいます。その経験談を周りの人に言ったりインターネット上に上げられると更に介護職の価値は下がってしまいます。


もう一つの理由としては、給料が上がらないから。


介護職の給料が上がらないのは、財源が決まっていることもありますが、人手不足ではないからというのが本当の理由です。


介護が人手不足じゃないなんて信じられないとは思いますが、これは事実でしょう。本当の人で不足であったのなら国は国家予算を投じて給料を引き上げるはず。


2019年10月の消費税増税のタイミングで2,000億円の国家予算を投じることで少しは焦りが見えますが、まだまだです。


だから、好きじゃないのなら介護職はやるべきではありません。「しょうがないからやる」という人がいるから国が安い賃金で国民を買い叩けるんですよ。

まとめ

やりがいがあったら良いなと思う一方で、やりがいに捉われ過ぎると辛くなってしまうかもしれません。


これはFacebookやtwitterのいいね機能のように、承認欲求を満たされないと生きれないのとちょっと似ているのかもしれません。時代が進歩するにつれ、誰かに認められたいという2次的欲求が1次的を上回るようになってしまったように思います。


悪いことではありませんが、そのような感情とうまく付き合っていくことが自分の人生を豊かにするカギになると思います。

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