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介護大好き

「福祉の世界は介護が正義だと思っている人多すぎ問題」について

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この「高齢介護が正義だと思っている人多すぎ問題」は僕の中でも結構な問題です。


福祉の仕事は高齢者、障害者、児童、生活困窮者、地域などいろいろなものがありますよね。その中でも「高齢者介護を学んだ人が偉い」という風潮があるんです。


真面目に考えてみるとこれは個人的な問題ではないように思えてきたので、ただ思っていることだけ書くというよりはまとめてみます。


僕は福祉大学卒業後、障害者支援施設(知的)→特別養護老人ホーム→障害者支援施設(知的)というルートで働いてきています。


特別養護老人ホームで高齢者介護をやってきている僕ですが「高齢者介護やっている人が偉い」と思っている人には疑問を抱かざるを得ません。


今回はその問題がなぜ問題なのか明らかにしたいと思います。ちょっと感情的な文章になるのでご容赦いただける方のみ読み進めてみてくださいね。

福祉=高齢者介護の図式

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まず、福祉についての認識から。


あなたは「福祉とは何ですか?」と聞かれたらなんて答えますか?


多くの人は介護と答えるでしょう。


それは当然といえば当然です。親の介護を経験する機会は多いですし、メディアは福祉の中でも「少子高齢化」や「介護」を取り上げる機会が他の分野より圧倒的に多いです。


求人の数も高齢者介護が多いですから、福祉の中でも介護の認知力は圧倒的に高いと言えますね。実際に介護職の数は多いです。


福祉の仕事でも仕事以外でも介護は身近であることから、福祉=介護という認識は間違っていません。


ただ、その図式はマイナスの方向へ向いてしまう場合があります。

介護以外の分野へ理解が進まない

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福祉=介護という認識がある為、他の分野への理解、関心が進まないことが問題の一つです。


直接言わないとは思いますが、僕は「障害とかも介護の一種でしょ?」みたいなニュアンスで言われたことがあります。


なんかこう、介護で括られている感じがしてモヤモヤしたんですよ。実際に障害分野は認知度が低いですしなり手がいないのも事実です。


しかし、理解が進まないと障害を抱えた人達が住みやすい社会になるとは到底思えないのです。


障害分野は地域の方の理解が最も必要な分野だと思っているのえ、介護の陰に隠れてはならないと思います。

職員も介護の技術があればいいと思ってしまう

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これは本当に悩ましい問題です。


どういうことかというと「介護を経験していればどんな福祉の仕事も通用するでしょ」という人が後を絶えないのです。


他の福祉分野でも高齢の方や介護を必要としている方が多い為介護の知識や技術は必要となりますが、それが全てだと思い込む人が多いということです。


身体障害者であれば障害の知識、知的障害であればIQや発達障害や人それぞれの特性への理解、生活困窮者の現状などを理解した上で支援を展開しなければなりません。


しかし、主に高齢者介護から他の分野へ移ってきた人の多くは介護の知識や技術以外のスキルを学ぼうとする人が少ない傾向にあります。あくまでも僕の経験ですが。


その人たちにとって介護技術や知識がない人=仕事が出来ない人という思考に陥りやすい為、トラブルが発生しやすくなります。


それだけではありません。介護が絶対だと思い込んでいるが為、それ以外のスキルを学ぼうとしないのです。


これを問題と言わずに何を問題とするの?というのが正直なところ。


実際問題、利用者さんのメンタル面を無視してでも介護の知識、技術があれば利用者さんは死にません。だから死なないのは正義です。


しかし介護をごり押しするだけでは体が生きていても人間的、社会的に死ぬ確率は高くなります。


事故のリスクが低くなれば社会的、人間的に死んでもいいというのは間違いです。福祉とはwell-being、つまり「主体的な生」を与えるのが僕たちの使命です。


ちょっと何言っているのかわからなくなってきましたが、高齢者介護で当てはまることは全ての福祉の分野に当てはまるわけではないということが言いたいのです。

同じ福祉でも別物と思った方がいい

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はっきり言って、介護という名に見えやすいスキルより障害者への適切な支援や相談業務、生活困窮者への対応などの方がはるかに難しいと思っています。


介護をしている人からの反感を買うかもしれませんが、認識を変えてもらう為に敢えて言いました。


僕も高齢介護出身なので、介護の身体的や精神的負担は見に染みて分かっていますが、目に見えない支援をやり通す辛さはそれ以上です。


別に介護の仕事をしている人の悪口を言いたいわけではなく、今の福祉社会を変える必要があるということです。


ここで提案なのですが、介護とそれ以外の分野を別物としませんか?


しませんか?って誰に言っているんだって感じですよね笑。


介護は介護福祉でいいですが、他の分野に福祉以外の名前を付けましょう。児童◯◯とか、障害◯◯、地域◯◯みたいな感じです。


むしろ介護を別の名前とした方がいいですか?なんか悔しいですし笑。介護クンは知名度があるので一人でもやっていけるでしょう。


とりあえず、介護と他の分野を同じ括りにしない方が絶対に良いと思います。その方がお互いの為です。


そうすることで「高齢者経験したから他の分野を経験しよう」みたいな軽い感じがなくなると思うんですよね。

まとめ

感情的になって書いてしまいましたが、なんとかまとめまで持ってこれるくらいには書けましたね。


こんなことを書く人なんて少ないとは思いますが、「介護が正義だと思っている人多すぎ問題」は事実であって改善すべきだと本気で思っています。


これは福祉以外の職種にも当てはまることかもしれませんね。


僕は世間の人が介護以外の世界にもっと目を向けてくれる日がくるのを待っています。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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