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障害者支援施設の本当の仕事内容を現職員が紹介します!

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「障害者支援施設の仕事内容って?高齢者施設と何か違うの?」


あまり触れられることのない障害分野の仕事って想像つきにくいですよね。


福祉=高齢者介護というイメージが強いですからそのまま当てはめる人が数多くいるのも事実です。


でも障害者支援施設の仕事内容は高齢者介護とは全く異なります。似てる部分もありますが違うと考えた方が良いですね。


僕は今まで2つの障害者支援施設で生活支援員として働いた経験があり今も働いています。


今回は障害者支援施設の仕事内容や実態を、経験を踏まえながら書いていきたいと思います。


特別養護老人ホームで介護・生活相談員としても働いた経験もあるので、高齢者施設との違いも交えていきます。


障害分野への就職、転職を検討している方の参考になればと思います。


では行ってみましょう!

障害者支援施設って?

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まず、障害者支援施設って何?という疑問を解決していきますね。


障害者支援施設は、18歳以上の日常生活が困難な障害を抱えた方が入所している施設です。「自宅で家族が面倒を見れなかったり家族がいない方」という言い方が現実的でしょうか。


障害支援区分は4以上、50歳以上あれば3以上が入所の対象になります。障害は身体、知的どちらかになります。


知的の方がほとんどの施設もあれば、身体の方、知的の方が半々の割合の施設もありますね。施設によってというところでしょう。


入所施設で24時間サービスを提供しており、9:00〜18:00の日中活動系サービス、18:00〜9:00の施設入所支援に分かれます。

  • 日中活動系サービス(9:00〜18:00)

日中活動系サービスには生活介護、自立訓練(生活訓練)、自立訓練(機能訓練)、就労移行支援、就労継続支援B型と結構な種類がありますが、障害者支援施設のほとんどが生活介護のサービスを提供していると思ってもらって構いません。


求人を見てみるとわかると思いますが、施設形態で(施設入所支援+生活介護)と表記しているところがほとんどですし、僕のところもその形態です。なので生活介護について説明します。


生活介護は食事、排泄、入浴などの介助に加え掃除などの家事支援、相談や助言、創作活動や生産活動の機会の提供、身体機能、生活能力の向上の為のサービスを提供します。


介護以外のサービスも多く提供しているということですね。


ただ機械的な説明なので僕なりの解釈をすると「その人がその人らしく充実した生活を遅れるよう支援すること」。利用者の人生の全てを支援するというイメージ。

  • 施設入所支援(18:00〜9:00)

高齢者施設の介護と同じサービスを提供していると思って構わないと思います。日常的な介護と、夜間安全に過ごしてもらう為の支援となります。


障害者支援施設のほとんどが施設入所支援+生活介護というサービス形態を取っています。


昼間は日常的な介護に加えその人に合った日中活動や作業、余暇を提供し充実した生活を送ってもらうよう支援し、夜間は安全に明日を迎えられるよう支援するといった説明でまとめさせていただきます。


それでは次に生活支援員の1日の流れについて見ていきましょう。

職員の一日の流れ

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障害者支援施設は日勤(8時間勤務)と夜勤(16時間勤務)の2交代制を取っている施設がほとんどではないでしょうか。


施設によっては日勤は早番や遅番など勤務時間をズラしています。これから説明するのは「昼間に勤務する人」として説明しますね。

日勤者の流れ
時間 仕事内容
8:30 出勤・夜勤明け職員からの申し送りを受ける
9:00 検温・日中活動の準備
9:30 日中活動の提供・個別支援
11:30 昼食準備・食事介助・服薬
12:30 歯磨き・検温
13:30 日中活動の提供・個別支援
14:30 おやつの提供
15:00 入浴もしくは更衣の支援
17:00 コミュニケーション・個別支援等
17:30 引き継ぎ会議・記録
18:00 退勤


早番や遅番などの勤務形態のズレはありますが、大体こんな感じで1日は終わります。


このスケジュールに病院受診や外出、イベントや施設ごとの仕事が入ってきます。担当利用者がいればその人の個別支援を考える仕事もありますね。


そのような仕事については後々細かく説明していきます。次に夜勤者の流れについて見ていきましょう。

夜勤者の流れ
時間 仕事内容
16:00 出勤・夜勤明け職員からの申し送りを受ける
16:30 ベッドメイクなどの就寝に向けた準備
18:00 夕食準備・介助・服薬
19:00 歯磨き
20:00 服薬・就寝準備
21:00 消灯
夜間 1時間おきの巡視・記録・体位交換・トイレ誘導等
6:00 起床支援(更衣・整容・ベッドメイク
7:30 朝食準備・介助
8:30 歯磨き
9:00 申し送り・退勤

夜勤は1人体制か2人体制かによって仕事内容は変わりますが、大体はこんな感じでしょう。安全に安心して過ごしてもらうかということを優先して仕事をする必要があります。


知的に障がいを抱えた方は夜間眠れないことが多いので、どのように対処するかがカギになることが多いです。


高齢者施設と違って介助量はさほど多くないので、いかにポイントを抑えて仕事できるかで大変さが変わってくると言っていいでしょう。

生活支援員の仕事

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ここまで勤務する職員の仕事の流れについて説明してきましたが、表面上の仕事内容にしか触れていません。


高齢者施設の介護とは違って「生活支援員」は他にやることが多くあります。先ほど説明した「人生の全てを支援する」ことが生活支援員の役目になります。


その仕事内容について細かく触れていきましょう。

  • 病院受診

高齢になるにつれ多くの病気にかかりやすくなります。定期的な検査や体調が急変した時には病院へ連れて行く必ことになります。


知的の方が多くいる施設では突発的な行動から相手を突き飛ばしたり暴力を振るったりして怪我を負わせたりすることもしばしば。


土日に看護師がいない場合や夜間などは、生活支援員が病院受診するかどうかの判断を迫られる時があります。


高齢者施設では看護師が常駐していたり生活相談員がいたりするので現場の職員が判断することは少ないですが、障害者支援施設は人員配置が異なるので生活支援員が判断することが多いんですね。


なので、先ほどの1日の流れに日中の病院受診が加わったり、判断をしなければならないというのが加わってくるということになります。

  • 外出

利用者の方もずっと施設の中で生活していてはストレスが溜まってしまいますから、外出で気分転換を図る必要があります。


大体どこの施設も月に一度ほどは昼食や買い物などの外出を計画するかと思います。なので、生活支援員は外出の計画と付き添いの仕事が加わってくる可能性があるということですね。


この記事を読んでいるあなたも施設の方が外出されているのを見かけたことがあるかもしれません。


集団での外出、1人に付き添っての外出など様々。地域での生活も慣れていない利用者の方もほとんどでしょうから計画するのも結構大変になります。


大変という書き方をしてしまいましたが、職員も気分転換になりますし、利用者さんのいろいろな顔が見られるので僕は楽しみです。

  • 施設のイベント

施設内、施設外イベントの計画や付き添いの仕事ですね。


夏祭りやクリスマス会、花見などといった季節ごとの行事、近くで開催されるイベントへの参加、障害者施設同士によるイベントなど様々。


ものづくりをしている施設では販売に出向いたりなどもあります。このような計画や付き添いが普段の仕事の中に加わってきます。

  • 金銭の管理

利用者さんが買い物に行ったり日用品を購入する為、施設で金銭管理をしているところがあります。


毎月の金銭の動きを細かくパソコンで打ち込んだり、担当する利用者さんのお金を把握しなければなりません。


金銭については銀行のように一円の誤差も許されませんから結構神経を使う仕事になります。

  • ケース記録

担当する利用者さんの普段の様子や支援計画に沿った内容を打ち込み、月毎に印刷していきます。


身長や体重、病院受診や所持品の詳細なども打ち込む必要があったりしますね。


パソコン作業が多くなるので、年配の職員は苦手な人も多いです。

  • 家族とのやり取り

担当する利用者さんの家族とのやりとりも仕事に含まれる可能性があります。


定期的に自宅へ帰省する利用者さんの日時設定や、日常のようすなどを連絡していきます。


家族がいない利用者さんには後見人が付いたりするので、その人とやり取りをします。

生活支援員の仕事まとめ

生活支援員は日常の介護に加え上記のような仕事が加わってきます。


一見大変そうに見えますが、普段の勤務時間の中で行なうものなので残業の心配はありません。


個人的には介護以外の仕事があって大変というより介護以外の仕事があって気分転換になるという感想ですね。


高齢者施設は介護中心なのに対し生活支援員は生活全般をサポートする仕事になります。マルチに仕事をこなさなければなりませんが介護の絶対量は少ない傾向にあると言えるでしょう。

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介護以外の仕事がたくさんあるというのは僕が介護施設ではなく障害者支援施設で働く理由の一つでもあります。


それについては上の記事で触れているので良かったらどうぞ。

障害特性に合った支援

生活支援員は日常的な介護に加え利用者さん一人一人に合った支援を展開することが求められる立場です。


一応「自立」という言葉は掲げていますが、制度が変わり「いかに今の施設で充実した生活が送ることができるのか」ということに重点がおかれるようになりました。


病院で医学的な処置を受けない限り利用者さんは今いる施設で生活するということですね。


障害者支援施設は高齢者施設と違って年齢も若く、動きも活発な傾向にあります。その中で利用者さん同士のトラブルなども頻繁に起きてきます。


集団生活が苦手な人が多い中でいかに安心して過ごしてもらうかを考えなければなりません。過ごす部屋や日中の活動への参加の仕方など、検討することはたくさんあります。


知的の方は意識を汲み取るの非常に難しいですから、一つの支援を決定するのにも時間がかかることが多いです。


これまで仕事内容について触れてきましたが、利用者さん一人一人の人生設計を考えたり得意なことを見出してプラスに変えていくことが生活支援員の一番の仕事だと僕は思っています。


どんなルーティーン業務よりも「一人一人に合った支援を考えること」これがこの記事で伝えたかったことです。

まとめ

いかがだったでしょうか?大体は障害者支援施設での仕事内容を伝えられたのではないかと思っています。


やはり高齢者施設と違うところは介護以外の業務が多いことですね。高齢者施設の介護職はひとりひとり役割が決まっているけど、生活支援員は割となんでもこなすっていうイメージですね。


色々な経験を積むことができるという点で生活支援員の仕事はオススメです。


この記事で障害分野に興味を持ったという人は就職を考えてみてもいいかもしれませんね。

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